02 8月

我慢しないで(2)(11週4日)

妊娠11週に入ったので、つわりも少しは軽減するのかなと期待していたにもかかわらず、一向に良くなる気配がありません。ピークはピークでも終わるのは15?16週頃というからまだですよね。
後1ヶ月以上もこの状態が続くの??と思うと暗ーいトンネルの中にいる気分でした。

それでもお腹の下の方がふくらんでくるのを見ると、この子達は無事に元気に育ってくれているんだと励まされる思いもありました。

あまりにも体重が減ったのと、食事もろくにとれていなかったので病院で点滴をしてもらうという選択肢もあるかなと病院に電話をして聞いてみました。弱々しい声で状況を説明するものの、あまりの冷たい対応に驚きました。
「つわりの時はそのくらいやせる人いらっしゃいますし、食べられなければ食べなくても氷とかなめていればいいんですよ。今日は診療時間終わっちゃいましたし、明日また様子をみてだめだったら来るということにしては?」

あーそうですか。

病院にしてみればこんな程度の患者なんてゴロゴロいて、全部聞いてたらキリがないんでしょうけど、こっちは初めてのこと、心細くなるのは当然じゃないでしょうか。
その後、出産経験者からの励ましのメールを心の支えに何とか頑張っていたのですが、ある日張りつめていたものがプッツンと音を立てて切れてしまいました。
夫が会社にでかけ、一人ぼっちになった部屋で今日も何も食べられない、今日も良くなる気配がない・・・私に、私の腕に点滴でいいから栄養をーーー!と母に電話でとうとう助けを求めました。

結果的にはもう少し早く素直に助けを求めていれば良かったなと思います。
泣きながら電話をしてきた私に、逆に母が驚き、状況を説明するまで何が起こったのかと、足が震えたそうです。
「ごめん、やっぱり来て・・・。」
新幹線で2時間の旅をさせてしまいましたが、その日の夕方には来てくれました。
強くならないと、と気を張っていましたが母が来てくれたら気分的に楽になり、買ってきてくれたいなり寿司をその日のうちに食べられるほどになりました。

その後も吐き気がおさまると言うことはありませんでしたが、精神的な支えが大きかったことを実感しました。
借りられる手があるならば、我慢しないで借りてみることをおすすめします。

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